C8カラムは耐久性とロット再現性が不安と思われていたあなたに、C8カラムでC18カラムと同等の耐酸・耐アルカリやロット再現性をお届けします。
C8カラムは、C18カラムに比較しアルキル鎖が短いため、極性化合物の保持が大きく、疎水性化合物の保持が小さくなる傾向にあります。そのため
などのメリットが考えられますが、一方で、アルキル鎖が短くなることで、耐久性が劣る、ロット間差が大きくなる等のデメリットがありました。
もしかしたら、あなたがC8カラムに踏み切れなかった理由もこのようなところにあるかもしれません。 DDでは、ポリマーコート技術とC 18基の導入技術の融合(特許申請済)によりC8カラムの耐酸・耐アルカリ性をC18カラム並みに向上させ、C18カラムと同等の製造管理を行うことでC18カラム並みのロット間差を実現しました。
「C8カラムは耐久性が劣って当たり前」というこれまでの常識を覆し、C18カラムと同様の感覚でご使用いただける新しいC8カラムです。
「CAPCELL PAK C8 DD:(Double Durability)」は基材シリカの選定、ポリマーコーティングの量及び種類、C8基の結合方法について様々な工夫の元に開発された耐酸性・耐アルカリ性に優れたC8カラムです。
C18カラムに比べ、表面極性が高く、疎水性が小さいため、特に、様々な疎水性を持つ混合物の短時間分析に最適です。
C8 DDでは、官能基がオクチル(C8)基であるため、充填剤表面の疎水性と表面極性のバランスがC18カラムと大きく異なります。そのため、極性化合物の保持は大きく、疎水性化合物の保持は小さく溶出させることが可能です。
分析時間が長くて困ってしまう…そのようなあなたの分析を是非C8 DDカラムでお試しください。極性化合物の保持は大きく、疎水性化合物の保持は小さく、分析時間の短縮が可能かもしれません。
また、有機溶媒100%を移動相とする疎水性化合物の分析でも、C8 DDカラムでの分析時間短縮は有効です。
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C8 DDの使用可能pH範囲は、1.5~10です。
酸性における保持の減少はSi-C結合の切断により生じるといわれています。一般的に移動相に含まれる有機溶媒比率が高いほど影響を受けにくくなりますが、当社試験法では行き溶媒を含まないpH1の移動相を繰り返し1時間通液する過酷試験となっています。
また、アルカリ性による劣化は基材のシリカの加水分解によりシリカが溶け出すことにより生じるといわれています。当試験法はpH10の移動相を通液する方法で、非常に過酷な耐アルカリ性試験法です。
この試験法の結果から、C8 DDは、C18カラムと遜色のない結果が得られました。
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C8 DDでは、C18カラムと同等の製造管理を行い、ロット間差のばらつきも厳しくチェックしています。 C 8基になることでより影響を受けやすくなるシラノール等の影響も事前に確認をしています。 C 18カラム同様の耐久性を持ち、C18カラム同様に安心してご使用いただけるC8カラム、それがC8 DDカラムです。
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CAPCELL PAK C8 DD では、低圧も実現。そのため、圧力が上がる粒子径3μmで250mm長もラインナップ。
C8カラムならではの分析時間短縮を実現したうえで、さらに高分離を追求できるラインナップです。C18カラムでどうしても分離が足りないその分析、C18カラムとは充填剤表面のバランスが異なるCAPCELL PAK C8 DD S3で試してみませんか?
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官能基 | 粒子径 (μm) |
細孔径 (nm) |
比表面積 (m 2/g) |
C% | 密度 (µmol/m 2) |
使用pH 範囲 |
USP |
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オクチル基 | 3 | 8 | 300 | 11 | 3.8 | 1.5~10 | L7 |
オクチル基 | 5 | 8 | 300 | 11 | 3.8 | 1.5~10 | L7 |