タンパク質・ペプチドの分析でサンプルを大切にしたいあなたに、少ない吸着で、大きな保持、優れた耐久性をお届けします。
タンパク質・ペプチド分析で、回収率が著しく悪化するような予期せぬ不可逆的なサンプル吸着に困られたことはありませんか?
タンパク質の逆相モードによる分析の一番の問題は、充填剤表面への吸着です。
一般的に、逆相カラム分析におけるサンプル吸着の原因はタンパクの疎水性によるものと考えられ、アルキル鎖が短くなるほど吸着が少なくなることが知られています。一方、アルキル鎖が短くなることで酸性条件下での耐久性が低下するなどの課題がありました。
Proteonaviは、タンパク質の充填剤表面への非特異的吸着が少なく、耐酸性に優れ、また、分取へのスケールアップも容易です。
標準タンパク質6種を同条件で測定した例を示します。Proteonaviは、他社カラムに比較し良好なピーク形状が得られました。また、不純物ピークとの分離も良好であることがわかります。
逆相カラムでタンパク質を分析する際には、トリフルオロ酢酸(TFA)やギ酸を含んだ移動相を使用します。一般的に、アルキル鎖が短くなるほど、酸によるアルキル鎖の切断が起こりやすく、劣化が早くなることが知られています。
移動相にTFAを1vol%含んだ耐酸過酷試験の結果を示します。カラムを60℃に温めた後、移動相の通液を開始します。通液を始めてから60分後に、1回目の試料を注入し測定を行います。以降60分間毎に測定を行い、20回繰り返したときのベンジルアルコールの保持係数(k)の相対変化率をグラフで示しました。
Proteonaviは、他社カラムに比較し高い耐酸性を示しました。
Proteonaviは、タンパク質・ペプチドの保持が大きく分離が良好で、分取にも適したカラムです。
官能基 | 粒子径 (μm) |
細孔径 (nm) |
比表面積 (m 2/g) |
C% | 密度 (μmol/m 2) |
使用 pH範囲 |
USP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C4(ブチル基) | 5 | 30 | 105 | 3.3 | 3.2 | 2~10 | L26 |