電気化学検出器と組み合わせたキノン誘導体の高感度分析に!
活性酸素・フリーラジカルによる酸化ストレスは、各種成人病の発症や老化の進行に深く関わると考えられており、その程度を正確にそして簡便に測定する方法が強く望まれています。
それらの疾患並びに治療の指標として、ヒトの体内での代表的な抗酸化作用を示す、コエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなどが注目を浴びています。
中でも還元型コエンザイムQ10は活性酸素・フリーラジカルによる酸化に敏感であり、その生成物は酸化型コエンザイムQ10であることから、全コエンザイムQ10に対する酸化型コエンザイムQ10の割合は鋭敏な酸化ストレスの初期マーカーとなることが予想されました。
そこで、キノン誘導体の高感度分析に最適な触媒カラム(還元カラム)を有する大阪ソーダは、電気化学検出器と還元カラムの組み合わせにより、CoQ10の定量分析法を開発しました。
1.S.Yamashita,Y.Yamamoto:Simultaneous Detection of Ubiquinol and Ubiquinone in Human Plasma as a Marker of Oxdative Stress,Anal.Biochem.,250,66-73(1997)
適用例は、ビタミンK、ユビキノール・ユビキノンです。還元カラムを使用したコエンザイムQ10の分析例を示します。
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内径 | 長さ | 用途 |
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2.0mm | 20mm | 少量サンプルのセミミクロカラム分析での試料還元に |
4.0mm | 15mm | 通常分析での試料還元に |
4.0mm | 30mm | 大量サンプル注入での試料還元に |