製品紹介
HPLCカラム

カプセルパックイナートADME-HR

  • 概要
  • 価格表
  • 取扱説明書

全く新しい官能基で逆相モードの
分離パターンを変えるオンリーワンカラム

高極性な金属配位性化合物の分析に、ADMEカラムのもつ性能とともに
これまで得られなかった高い回収率を実現します。

この極性化合物の保持さえできれば、他の成分の分離は問題ないのに…
C 18カラムでは保持が難しい成分の分析をされたご経験はございませんか?
分離モードを変えるのも抵抗があるし、できれば逆相モードで分析したい…あなたのそのご希望を適えられる1本を開発したい、それが私たちの想いでした。

CAPCELL PAK ADME-HRでは、これまでのオクタデシル基とは全く異なる構造を持つアダマンチル基を官能基として導入しました。また、その導入率はADME基の性能が最大限発揮される密度とし、徹底して管理しています。そのことにより、これまでにはない充填剤表面の疎水性と表面極性のバランスを実現。CAPCELL PAK INERT ADME-HRは、これまでのADMEカラムの性能とともに、カラムの内側をPEEKでコーティングすることによりステンレスの影響を最小限に抑制したカラムです。

これまでのカラムでは得られなかった金属に吸着する化合物の高い回収率をあなただけにお届けします。

パンフレット

特長

高い表面極性でこれまでにはない分離パターンを実現

CAPCELL PAK ADME-HRは、これまでの充填剤とはまったく異なる疎水性と表面極性のバランスを持ち、これまでにはない分離パターンと実現します。

特に、極性化合物の保持はこれまでのC18カラムに比較し、大きくなることが確認されています。

大阪ソーダカラムの疎水性と表面極性パラメーター

高極性な金属配位性化合物の保持とピーク形状

ADME-HRは、その大きな表面極性により高極性化合物を大きく保持し、これまでのC18カラムでは保持の小さな領域でも良好な分離を与えます。イナートADME-HRではさらに金属配位性のあるリン酸基をもつ化合物が良好なピーク形状で溶出します。

トリプトファン代謝物(キヌレニン経路)の一斉分析例

トリプトファンの持つインドール環を開裂させるキヌレニン経路ですが、近年、この代謝物はさまざまな疾患との関連で研究されております。

ADMEカラムでは、4.トリプトファンと5.キヌレン酸をしっかりと認識し、高極性ODSカラムと比較し良好な分離が得られています。また、イナートカラムを用いることでピーク形状もテーリングがなく良好です。

【HPLC Conditions】
Column size : 2.0mm i.d. x 150mm
Mobile phase : A) 10mmol/L Ammonium formate buffer(pH3.7)
B) CH3CN
B5%(0min) -> 20%(18min)-> 5%(18.1min) Gradient
Flow rate : 0.2mL/min
Temperture : 40℃
Detector : UV 254nm
Inj. vol. : 1µL

核酸関連化合物の分析例

核酸塩基、ヌクレオシド及びヌクレオチドは非常に極性の高い化合物です。CAPCELL PAK INERT ADME-HRを用いて10種を分析した例を示します。
イナートカラムを用いることで、リン酸基を有するATP及びAMPは吸着することなく良好なピーク形状が得られています。

【HPLC Conditions】
Column : CAPCELL PAK INERT ADME-HR S3;2.0mm i.d. x 150mm
: CAPCELL PAK ADME-HR S3;2.1mm i.d. x 150mm
Mobile phase : A) 10mmol/L HCOONH4, B) CH3CN
B1%(0min) -> 1%(5min)-> 40%(20min) -> 1%(20.1min) Gradient
Flow rate : 0.2mL/min
Temperture : 40℃
Detector : UV 254nm
Inj. vol. : 1µL

物性値

官能基 粒子径
(μm)
細孔径
(nm)
比表面積
(m 2/g)
密度
(µmol/m 2
C% 使用pH
範囲
耐圧
(MPa)
アダマンチル基 3 10 310 2.7 12 2~9 50

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