製品紹介
HPLCカラム

カプセルパック C18 AQ

  • 概要
  • 価格表
  • 取扱説明書

水系100%移動相の使用が可能なC18カラム

高極性化合物を水系100%の移動相で保持させたいとお考えのあなたに、水系100%移動相で安定的な分析結果をお届けします。

水系100%移動相で安定的な再現性

C18カラムでは、移動相の有機溶媒比率を下げることで保持を大きくすることができますが、水系100%移動相では再現性が得られないという課題があります。

そこで、オクタデシル基の導入量を最適化し、充填剤表面に新奇なポリマーコートを施すことで、水系100%移動相でも再現性が良好な結果が得られるC18カラム、CAPCELL PAK C18 AQを開発しました。

高極性化合物の分析で、水系100%移動相でチャレンジしてみたい、そう思われたことはありませんか?

CAPCELL PAK C18 AQは、水系100%移動相における再現性が良好で、耐久性にも優れたカラムです。

特長

C18カラムで最も表面極性の高いカラム

AQタイプは、C18カラムで最も高い表面極性を持つため、高極性化合物の強い保持と高い分離が得られます。しかも、従来のODSでは再現性に問題のあった水系100%移動相も使用可能です!

また、ポリマーコートを施しているため、塩基性化合物のピーク形状はテーリングが無く極めて良好です。

大阪ソーダカラムの疎水性と表面極性パラメーター

水系100%移動相で高極性化合物の優れた保持能力

表面極性を高めた設計のCAPCELL PAK C18 AQでは、カプセルパックの中でも唯一、水系100%の移動相で安定的に分析ができるカラムです。そして、高極性化合物の保持能に優れたカラムです。

図1核酸塩基の分析

図1 核酸塩基の分析

カラム:
4.6mm i.d.×150mm
移動相:
20mmol/L KH2PO4,
20mmol/L K2HPO4
流速:
1.0mL/min
温度:
40℃
検出:
UV254nm
試料:
①亜硫酸ナトリウム ②シトシン
③チミン ④ウラシル
⑤アデニン ⑥グアニン

閉じる

図2水溶性ビタミンB群の分析

図2 水溶性ビタミンB群の分析

カラム:
CAPCELL PAK C18 AQ S3
4.6mm i.d.×75mm
移動相:
10mmol/L CH3COONH4
温度:
40℃
流速:
1.0mL/min
検出:
UV254nm
試料:
①ニコチン酸
②ピリドキサール
③ピリドキシン
④ニコチンアミド
(濃度はすべて100μg/mL)
注入量:
10μL

閉じる

有機溶媒100%移動相でも期待以上の分離能

水系100%移動相が使用可能となるようにポリマーコートの種類とC18基導入率を変更しているため、有機溶媒100%の移動相にて、より早く疎水性化合物を溶出することができます。

図3脂溶性ビタミンの分析

図3 脂溶性ビタミンの分析

閉じる

優れた耐酸・耐アルカリ性

水系100%移動相が使用可能なカラムの課題として耐久性の低さが挙げられますが、AQでは、ポリマーコートを施すことと独自のC18基導入により、耐酸・耐アルカリ性を向上させた設計となっています。

AQは、耐酸・耐アルカリ性が低下しがちな水系100%移動相使用可能カラムの中においても良好な耐久性を示します。

図4耐久性試験結果

図4 耐久性試験結果

●耐酸性試験条件
移動相:
(A)2vol% TFA,H2O(pH1)
(B)2vol% TFA,CH3CN
B 65%(20min)→0%(60min)
→98%(5min)→65%(5min)
流速:
1.0mL/min
温度:
60℃
検出:
UV254nm
試料:
ウラシル、アミルベンゼン
●耐アルカリ性試験条件
カラム:
4.6mm i.d.×150mm
移動相:
4mmol/L Na2B4O7/CH3OH
=90/10(pH10.0)
流速:
1.0mL/min
温度:
50℃
検出:
UV254nm
※通液20時間後のベンジンアルコール保持係数(k)の残存率(%)

閉じる

塩基性化合物も良好なピーク形状

AQタイプは、ポリマーコート型充填剤のため、シラノールの影響を受けにくく、塩基性化合物のピークもテーリングがなく、シャープなピークとして溶出することが可能です。

図5ピリジン・フェノールの分析

図5 ピリジン・フェノールの分析

カラム:
4.6mm i.d.×150mm
移動相:
CH3CN/H2O=30/70
流速:
1.0mL/min
温度:
40℃
検出:
UV254nm
試料:
①ピリジン ②フェノール
As:
テーリングファクター

閉じる

低圧を実現。だから、粒子径3μmで250mm長

AQ用に精密に分級されたシリカゲルを選定することにより、粒子径5μmはもとより特に粒子径3μm充填剤において驚異の低圧と高理論段数を達成しました。

粒子径5μmから粒子径3μmへの変更で、分析時間の短縮も高分離の追求も可能になりました。高極性化合物の分析で、あなたはどちら目指しますか?

図6カラム圧力

図6 カラム圧力

●カラム圧比較条件
カラムサイズ:
4.6mm i.d.×150mm
移動相:
H2O/CH3OH=50/50
流速:
1.0mL/min
温度:
40℃

閉じる

図7核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

図7 核酸塩基・ヌクレオシドの分析

閉じる

物性値

官能基 粒子径
(μm)
細孔径
(nm)
比表面積
(m 2/g)
C% 密度
(µmol/m 2
使用pH
範囲
USP
オクタデシル基 3 8 330 12 1.7 2~9 L1
オクタデシル基 5 8 300 11 1.7 2~9 L1
ページの先頭へ戻る