NANOSPACE AUTOSAMPLER for COMTEMPORARY ANALYSIS
弊社はこれまで様々なオートサンプラーを開発してきました。右図参照。
特に、キャリーオーバー低減という課題には徹底的に取り組みました。
そして、このたび、世界初のStraight Injection Technology™を搭載することにより、唯一の注入方式にて、新たなキャリーオーバー低減への近道を実現しました。
Straight Injection Technology™とは
インジェクションポート→流路切換バルブという流れを排除するため、Direct Injection Valveを開発しました。これにより、カラムダイレクト注入方式が実現しました。（特許出願済）
- ポイント：バルブが排除されることにより、ディレイボリュームが圧倒的に極小となります。LC-MSアプリケーションの超高速グラジエントを実現するためには、ポンプにも配慮が必要となります。特に、脈流を抑えるためにダンパーを搭載したポンプは、溶媒組成変化に遅延を及ぼすため性能発揮に影響を与えます。
- ポイント：Straight Injection Technology™の低デッドボリューム構造のメリットを最大限に引き出すためのパーツとして、カラム直結型ガードカートリッジカラムを採用しています。ご使用の分析カラムに合わせてご選択ください。
ラインナップ
カラム直結タイプのガードカートリッジカラムのため、
カートリッジカラム装着によるデッドボリュームの影響は認められません。
EXP®ガードカートリッジカラム
カラム直結タイプのガードカートリッジカラムです。
| 製品番号 | 充填剤 / 耐圧 | 官能基 | 粒子径 | 内径 | 長さ | 希望小売価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3641 | CAPCELL PAK IF2 / 100 MPa | C18 | 2 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3654 | CAPCELL PAK MGⅢ-H / 50 MPa | C18 | 3 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3655 | ADME-HR EXP®カートリッジ | ADME | 2 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3643 | CAPCELL CORE C18 / 60 MPa | C18 | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3644 | CAPCELL CORE C18 / 60 MPa | C18 | 2.7 | 4.6 | 5 | 40,000 |
| 3645 | CAPCELL CORE AQ / 60 MPa | C27 | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3646 | CAPCELL CORE PC / 60 MPa | PC | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3647 | CAPCELL CORE PFP / 60 MPa | PFP | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3648 | CAPCELL CORE ADME / 60 MPa | ADME | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3649 | CAPCELL CORE MP / 60 MPa | C18 | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
| 3650 | CAPCELL CORE WP / 60 MPa | C18 | 2.7 | 2.1 | 5 | 40,000 |
EXP®ガードカートリッジカラム用ホルダー
初めてEXP®ガードカートリッジカラムをご使用の際は、ホルダーをお求めください。
| 製品番号 | 商品名 | 希望小売価格 |
|---|---|---|
| 3640 | EXP®ダイレクトコネクターホルダー （チタニウムハイブリッドフェラル2個，ステンレスナット1個付） |
64,000 |
| 3624 | チタニウムハイブリッドフェラル（5個入り） | 40,000 |
| 3625 | ハンドタイトナット（5個入り） | 16,000 |
EXPはOptimize Technologies, Inc.の登録商標です。
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注入動作
ピークレゾリューション向上
ディレイボリュームの減少により、注入再現性、分離度、並びに理論段数の向上が期待されます。下図はその1例です。
グラジエント条件によるキャリーオーバー低減データ
その他の主な特長
- SUS補強PEEK樹脂のインジェクションポート採用でイナート接液のまま耐圧70MPaを実現
- 全数API5000によるキャリーオーバー試験を実施し、C/O値0.001%未満の厳格な出荷時規格を設定
- 最大384穴プレート4枚使用の1536検体処理
- OpenLAB EZChrom、Xcalibur®、Analyst®の各種ソフトウェアに対応
【仕様】
| 製品番号 | 5100 |
|---|---|
| 方式 | カラムダイレクト注入方式（Straight Injection Technology™） |
| サンプルバイアル | 250μL PP製, 50μL PP製, 2mL ガラス製 |
| サンプル処理数 | 480：50, 250μL用バイアルホルダー2枚使用時 200：2mL用バイアルホルダー2枚使用時 1536：384穴ウェルプレート4枚使用時 384：96穴ウェルプレート4枚使用時 |
| シリンジ容量 | 100μL ガスタイト型 |
| 試料注入量 | 0.1～80.0μL, 0.1μL 単位 |
| 注入精度 | RSD ＜ 1% （1μL 注入時） |
| 試料冷却 | 4～20 ℃（可変設定） |
| 使用圧力 | 70 Mpa |
| 洗浄ポート | 標準装備 |
| ニードル洗浄機構 | 有機溶媒洗浄（オプション：超音波洗浄） |
| 洗浄液送液ポンプ流量 | 3 mL/min |
| キャリーオーバー | 0.001% 未満（条件:API5000にて測定, 出荷時） |
| 電源 | AC 100-240 V, 50/60 Hz, 650 W |
| 大きさ（本体） | 417(W)×467(H)×545(D) mm |
| 大きさ（電源架台） | 417(W)×202(H)×545(D) mm |
| 重量（本体） | 約40 kg |
| 重量（電源架台） | 13.5 kg |
| 対応ソフトウェア | OpenLAB EZChrom（ver. A.04.06以降）、 Xcalibur®（ver.1.2以降） Analyst®（ver.1.4.2 Hotfixes to July 2007以降） |
※NASCAの名称はペルー国より了承を得て命名いたしました。
※外観、仕様は予告なく変更することがありますのでご了承ください。
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