製品紹介
HPLC装置

HTSオートサンプラーZ

ゼロキャリーオーバーを実現する最終兵器

キャリーオーバーとは?

以前に分析したサンプルがHPLC装置内に残存し観察される現象のことです。 あたかも現在の分析に存在するかのように振舞うキャリーオーバーは分析の真度・精度を低下させ定量性を失わせるだけでなく、その為に追試・対策が必要となり、研究室での生産性を大きく低下させます。

HTSオートサンプラーZ

キャリーオーバーの原因

キャリーオーバーの原因は様々です。グラジエント分析時の難溶性サンプルの吸着・カラムからの溶出などがありますが、オートサンプラーへの吸着・洗浄不足が最大の原因と考えられています。

キャリーオーバー対策1

内部組込型の超音波洗浄機構を新規開発。
洗浄液を選ばない超音波の強力なエネルギーによりサンプリング時においてニードル表面に付着したサンプルを徹底的に洗浄します。超音波洗浄のON(5・10・30秒)・OFF、洗浄液は水系のみという簡単設定を可能にしました。

  • 高脂溶性の‘落ちにくい’口紅をニードルに付着させました

  • 流水では口紅は洗浄できません

  • 超音波洗浄ポートへニードルを下ろします

  • 超音波洗浄効果によりニードルへの口紅付着は見られなくなりました

【クロロヘキシジンのキャリーオーバー評価】

クロロヘキシジンのキャリーオーバー評価

キャリーオーバー対策2

シンプルな構造・動作でサンプル吸着部位の少ないダイレクトインジェクション方式を採用。
分析時はニードルが流路に組みこまれ、内部が移動相によりフラッシングされることによりキャリオーバーを極限まで低下させます。フル洗浄設定で注入時間30秒を実現しました。

キャリーオーバー対策2

各種サンプルバイアルを品揃え

バイアルホルダー
(1)96穴ディープウェル
(2)大阪ソーダバイアル
(3)96穴マイクロプレート

※大阪ソーダバイアルには250μLと2mLをご用意しています。

サンプル冷却機能を標準装備

生体成分の分析に有効なサンプル冷却機能を標準装備しています。

【仕様】

製品番号 3133
商品名 HTSオートサンプラーZ
方式 ダイレクトインジェクション方式
ニードル洗浄機構 超音波洗浄
キャリーオーバー規格 0.005% 未満(指定条件, 出荷時)
試料注入量 0.1~80.0μL(0.1μL 単位)
注入精度 RSD < 1%(1μL 注入時)
サンプル処理数 576:96穴プレート6枚使用時
576:50, 250μL用バイアルホルダー6枚使用時
144:2mL用バイアルホルダー6枚使用時
試料冷却 電子冷却 室温-16 ℃ 又は 4~20 ℃(可変設定)
電源 AC 100-240 V, 50/60 Hz, 350 W
大きさ 450(W)×467(H)×490(D) mm
重量 約40 kg

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