3101と同様、送液方法をデュアルプランジャー直列配管方式とし、新開発の内臓ダンパー、チェックバルブの採用により、脈流ノイズを大幅に低減しました。
吐出量18.84μL/rev.高密度パルスステップモーターを高精度でコントロールし、脈流の少ない安定した送液を実現します(流量範囲:1~3000μL/min)。特に、低流量域において送液が安定したため、正確なグラジエント混合が可能です。
この特長及び省スペース設計(1ポンプで2液グラジエントが可能)を活かし、あらゆるタイプのLC検出器に使用が可能です。
外観は3201と同様ですが、流速変化に呼応させるために、プログラム追随性に影響を及ぼすユニットを改良。3201が不得意とする安定した高速グラジエントを可能としました。また、この性能を活かし、高速にてグラジエント条件の初期移動相への溶媒置換等が可能になりました。
※LC-MSでのTICにおいても脈流の影響がないことを確認しておりますが、使用条件によっては光学系検出器では不向きな場合がございます。
ポンプヘッドにPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂を使用。金属への吸着性の高いタンパク質や生理活性物質の分析に有効。
S-MC、OpenLAB EZChrom、Xcalibur®、Analyst®からフルコントロールが可能です。(3101のような液晶表示はないため、テンキー等による手動での直接制御はできません。)
パージ機能の採用により、溶媒の切り替え作業が大幅に向上しました。
製品番号 | デュアルポンプ SI-2/3201 | デュアルポンプMS SI-2/3301 | |
---|---|---|---|
送液方式 | デュアルプランジャー直列配管方式 | ||
駆動方式 | パルスモーター制御による定流量・定圧力送液 | ||
流量設定 | システムコントローラーからのみ設定 | ||
プランジャー吐出容量 | 約19 μL/rev | ||
ダンパー内容積 | 約200μL | - | |
定流量送液 | 流量設定範囲 | 0~3,000 μL/min | |
流量正確さ | ±2%又は±2μL/minのどちらか大きい値以下 (指定条件下) | ||
流量精密さ | ±0.3%以内 (指定条件下) | ||
定圧力送液 | 圧力設定範囲 | 0~35.0 MPa (0.1MPaステップ) | 0~25.0 MPa(0.1MPaステップ) |
圧力リミッター | 低圧・高圧 | ||
圧力表示の正確さ | ±2%または±0.5MPaのどちらか大きい値 | ||
接液部材質 | PEEK、ポリエチレン、テフロン、3フッ化樹脂 | ||
チェック弁 | ルビー・サファイア (無刻印のユニット) | ||
ジルコニア・アルミナ(「ZrO2」刻印のあるユニット) | |||
タイムプログラム | システムコントローラーからのみ設定(設定可能ステップ数はシステムコントローラーの仕様による) 流量設定 : 0~3000μL/min 時間設定 : 0.0~999.99min |
||
外部出力端子 | 圧力波形アナログ出力、プログラムスタート入力、シスコンコネクタ、RS-232C端子 | ||
電源 | AC100~240V±10% 50/60Hz 100W | ||
絶縁抵抗 | DC500Vにて10MΩ以上 | ||
大きさ | 245(W)×115(H)×509(D)mm | ||
重量 | 約14kg |
フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。
恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。