製品紹介
HPLC装置

蛍光検出器

セミミクロ分析ノウハウの結集-高感度分析に最適!

セミミクロカラムLC、HTSLCにおいても
高感度、高選択性を維持

7μLセルを装着した本モデルは、ピーク保持容量の小さい系においてバンドの広がりを抑え、かつ、感度・選択性の指標である水ラマンスペクトルがS/N≧350と高い光学的性能を維持します。セミミクロカラムを用いた一例(下図)では アントラセン 100fg (560amol) の検出限界付近に観測されています。

蛍光検出器

アントラセンの検量線

励起波長と蛍光波長が充分に離れている際は蛍光側のスリット幅をWIDEの設定にすることで更に感度を上昇させることが可能です。

目的に応じたフローセルラインナップ(標準:7μL)

フローセルにはセミミクロカラムの使用に適した7μLのセルの他、さらに流速50μL/min 以下のアプリケーションにおいてピーク幅を抑える3μLセル、または1.0mL/minの汎用流速にて光学性能を重視した12μLもオプションとして用意しております。分析系において重視する性能に応じて最適なセル容量をお選びいただけます。

(参考値:12μLセル使用時水ラマンピークS/N比 900以上)

スタンドアローンでの使用

OpenLAB EZChromを使用しない場合、アナログ信号出力ユニット(別売)を背面に装着し、インテグレータ(もしくはレコーダー)出力を使用します。波長設定等は外部PCとのUSB通信、もしくは別売の拡張操作パネル(取り付けに際する改造要)を使用します。

ユーティリティーソフトによる
簡便なスペクトル観測、メンテナンス操作

PCによるUSB通信では、OpenLAB EZChromに よるコントロールの他、付属のユーティリティーソフトにより、光軸調整の判定や、セルに充填した試料液のスペクトル、または性能判定用の水ラマンスペクトルの測定が簡便になりました。

例:ユーティリティーソフトを立ち上げから水ラマンスペクトルを測定まで

図1 メンテナンス画面へ

図2 測定開始

図3 S/N比を算出

前面パネルからのメンテナンス作業

セルユニットの取り外し、ランプ交換、感度調整はLCシステムのスタックのまま、前面より行うことが可能となりました。

仕様

製品番号 3213
商品名 蛍光検出器
測定方式 透過光モニタの比測光方式
光源 150W Xeランプ, Hgランプ(波長チェック用)
励起光波長設定範囲 200~850nm
蛍光波長設定範囲 250~900nm(731nm以上はフォトマル変更要)
励起側スペクトルバンド幅 15nm
蛍光側スペクトルバンド幅 STD 15nm, WIDE 30nm(可変)
波長正確さ ±3nm(標準7μLセミミクロ用フローセルユニット)
波長再現性 ±0.5nm
検出感度 7μLセミミクロ用フローセルユニット:ベースライン法;水ラマンピークS/N比 350以上(励起波長:350nm, 時定数:2.0秒)
電源および消費電力 AC 100-240V±10%, 50/60 Hz, 330 W
大きさ 342(W)×295(H)×474(D) mm
重さ 約30 kg

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