配管がPEEK配管の場合、PEEKチューブカッター(品番:2342)を使用し切断してください。ステンレス配管の場合は予めファインカットされたものに交換してください。交換後、新しい押しネジとフェラルを接続してカラムのエンドフィッティングに奥までしっかりと押し込み、隙間ができないように確実に締め付けてください。
他社の検出器にアナログ信号出力があることが必要です。もちろんNANOSPACE側のデータ処理装置がアナログ信号受信可能であることも必要です。また、検出器によってはスタート信号の接続が必要な場合があります。なお、セミミクロカラムによる高感度分析を行う場合には、検出器のセル容量をご確認ください。ちなみに、NANOSPACEでは検出器の種類によっても若干異なりますが、標準セル容量は3~9μLです。
MSは高感度な検出器ですので、これまで別用途でご使用いただいていたシステムをMSに接続される際には、ご使用前に念のため流路を洗浄されることをおすすめします。MSに接続する前にカラムを外し、HPLCシステム全体の流路を2-プロパノールまたはメタノール、アセトニトリルなどを使用し、洗浄します。
具体的な手順は以下の通りです。
※各手順での洗浄時間の目安は流速1 mL/minで2時間程度です。
ご使用のデータ処理装置が検出器用アナログ信号を受信可能であるかご確認ください。
なお、SUS配管などが流路に使用されているシステムでは、移動相にEDTAのようなキレート剤を添加いただくなど工夫が必要な場合もございます。