大阪ソーダ
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エラストマー開発グループ

Tさん

(2023年新卒入社)

アイデアを出し合える環境で、
世の中に役立つ製品をつくる。

キャリアストーリー

入社前

大学院 工学研究科
応用化学専攻

主に高分子分野を研究対象として、将来的にはがん治療薬への応用も期待される「ドラッグデリバリーシステム」に関する研究を進める。

1年目

開発職としてキャリアスタート

自動車のシールや燃料ホースなどに使われる「アクリルゴム」開発の一環として、高分子の重合や分析業務に従事。営業職とともに顧客対応や新規研究テーマの探索をするなど、キャリアを重ねる中で仕事の幅を広げる。

Episode 01

一人の研究者として、
多彩なアイデアに
囲まれる会社で働きたい。

就職活動を進める際に軸としたのは、研究室時代の高分子に関する学びが活かせる「BtoB企業」であること。そして「複数事業を展開」している化学メーカーであることでした。研究者としてのキャリアを考える際に、広告や流行に左右されるBtoC製品の開発より、製品そのものが評価されるBtoB製品の方が化学の力、研究者の力そのものが試されていると感じたからです。そのなかでもさまざまな事業を展開する大阪ソーダへの入社を決意。面接の際に自分でも初歩的と思うような質問にも、面接官が丁寧に答えてくださったことが印象に残っていて、入社後も人の温かい環境で働けるというイメージにもつながりました。

入社後に携わったのは、自動車の燃料ホースやシール等にも使われる「アクリルゴム」の開発でした。学生時代に学んできた高分子に関する研究ではありましたが、担当する製品については知識がほとんどない状態。一から知識を得ながら研究に没頭する日々がはじまりました。

Episode 02

考え方もアプローチも
違う人たちと、
議論を重ね、
試行錯誤する日々。

普段は「アクリルゴム」などの開発を行っており、重合や分析をしています。私の所属する研究チームでは、黙々と研究に勤しむ、といったことはあまりありません。私自身社歴の浅い研究者ではありますが、高分子を重合する際のアイデアを求められる場面では「比率を変えてみてはどうでしょうか」などアイデアを出すと、私の提案に対して「やってみよう」と積極的に採用していただける環境にも恵まれています。
20人ほど在籍する研究チームのメンバーそれぞれが、これまでに全く別の経験を経ているため、普段からディスカッションが絶えません。たとえば他分野のアプローチから研究内容を見直してみるなど、さまざまなアイデアが飛び交います。オフィスにはフリーディスカッションスペースもあり、他の社員が議論を交わしている様子を見ることも。それもまた「みんなで解決していく現場」であることを強く感じる瞬間です。

Episode 03

ラボスケール
だけじゃない。
製品を世に出すために、
量産プロセスを
見据えた開発を。

効率的な生産プロセスを確立することは、研究における重要なテーマです。私たちの研究チームでは、生産技術本部と共同で、将来の量産化を見据えた生産プロセスを検討しています。スケールアップの際は、ラボスケールと同等の物性を再現することはもちろんですが、それと並行して現場で働く人や環境に対する安全性を確保したプロセスを構築することに難しさを感じます。製品の品質や生産効率、安全性に配慮したものづくりは、開発した製品を世に送り出すために必須ですし、化学分野の研究に携わる者としても大きな責任を感じています。

現在は、実際に製品を使用されているお客様にもお会いし、直接意見をいただける機会も増えました。そこから得た「生の声」を大阪ソーダ全体の開発に活かしていきたいと思っています。研究者として知識や技術を身に付けて、私ならではの視点で意見を述べ、チームに貢献できる存在になることが今の目標です。生産の安全性を守りながら、いち早く市場に求められる製品を開発したい。研究者として確かな製品を世に送り出すことに挑戦し続け、着実に仕事の幅を広げていきたいですね。

効率的な生産プロセスを確立することは、研究における重要なテーマです。私たちの研究チームでは、生産技術本部と共同で、将来の量産化を見据えた生産プロセスを検討しています。スケールアップの際は、ラボスケールと同等の物性を再現することはもちろんですが、それと並行して現場で働く人や環境に対する安全性を確保したプロセスを構築することに難しさを感じます。製品の品質や生産効率、安全性に配慮したものづくりは、開発した製品を世に送り出すために必須ですし、化学分野の研究に携わる者としても大きな責任を感じています。現在は、実際に製品を使用されているお客様にもお会いし、直接意見をいただける機会も増えました。そこから得た「生の声」を大阪ソーダ全体の開発に活かしていきたいと思っています。研究者として知識や技術を身に付けて、私ならではの視点で意見を述べ、チームに貢献できる存在になることが今の目標です。生産の安全性を守りながら、いち早く市場に求められる製品を開発したい。研究者として確かな製品を世に送り出すことに挑戦し続け、着実に仕事の幅を広げていきたいですね。

就活生へのメッセージ

自分の強みを活かせるだけではなく、
成長につながる環境があることも大切。

大学院で高分子を専攻していたとはいえ、入社当初は製品に関して分からないことばかりでした。現在もまだまだ勉強中ですが、上司や先輩にたくさんのことを教えていただける環境なので、非常に楽しく仕事をしています。また、実験に関してアイデアを提案したり、そのアイデアに関して意見をいただいたりと、成長の機会に恵まれていると感じる日々。これからも、先輩に相談したり教えていただいたりしながら、成長していけるよう頑張ろうという想いが強いです。自分の強みを活かす場を探すことはもちろんですが、入社後に成長できる環境が整っていることも大切だと思うようになりました。ぜひ、大阪ソーダで一緒に頑張りましょう。

番外編:私の好きな化学式

CH2=CHCOOR
(アクリル酸エステル誘導体)

学生時代からアクリル酸エステルを用いた重合を行っており、現在も「アクリルゴム」の開発を行っているため、非常になじみ深い化学式です。側鎖の一部であるRを変えることでポリマーの性質が変わる点も、非常に面白いと感じています。

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